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2026年度 理事長所信

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第48代理事長 陳 勝

はじめに、受け継がれる志と時代の共鳴

1979年、全国で652番⽬に認証を受けた⼤和⻘年会議所は、「明るい豊かなまちづくり」を掲げ、地域社会の課題解決と⼈づくりを使命として歩みを始めました。以来47年、先輩諸兄姉は、変わる時代の荒波の中で、悩み、挑戦し、決断をしながら、私たちに確かな軌跡を残してこられました。その歩みは、まさに地域と共に⽣き、共に響きあい、今⽇までの当会議所の礎を築いてこられた証であります。

私たちは、その歴史をただ誇るだけではなく、時代が変わろうと、その「想い」と「⾏動」と「意志」を未来へと伝える事が、⻘年会議所の責務であります。社会構造や価値観が変化しても、地域によりそい、⼈と⼈とを結び、まちを明るくするという本質は決して変わりません。

2026 年度は、私はこの不変の理念を現在に再構築する為に、スローガン「共鳴」としました。共鳴とは、互いの⼼が響き合い、新しい波動を⽣み出すこと。⼀⼈の⾏動が他者の⼼を揺らし、その波紋が次の⾏動を⽣む。⼩さな想いが連鎖し、やがて⼤きなうねりとなって社会を変えていく。本年度は、この共鳴の⼒を信じ、地域・組織・個⼈の三位⼀体で未来へ歩む⼀年を築いてまいります。

組織の礎を築く共鳴

⻘年会議所の存在価値は、地域社会に必要とされ続ける事にあります。その為には、共に歩む同志と連携する事が重要です。全国に約2万⼈の会員がいるこの当会議所組織は、設⽴から75年の歴史があります。⽇本各地ひいては、世界各地でJC運動を発信し続ける同志の存在は、私たちに⼤きな誇りと刺激を与えてくれます。⻘年会議所は、社会の変⾰を⽬指す国際組織であり、私たちの活動や想いを広く社会に伝える「広報⼒」が不可⽋です。地域に根差しながらも、効果的に情報を発信し、JC活動の価値を理解してもらうことで、組織への信頼と共感を醸成できます。互いの想いを理解し合い、⽀え合う関係を築くことが、結果として組織の信頼と活⼒を⽣み出します。この共鳴の深さこそが、組織⼒であると考えます。

組織の主軸を司る共鳴

組織⼒は、LOM運営の要です。JC運動の元となる諸会議運営、財務管理は、LOM全体の「循環」を⽣み出す中枢です。その職務は単なる裏⽅業務に⽌まらず、組織の⾎流を整え、共鳴のハブとして機能する事にあります。
情報にあふれる現代だからこそ、どのように伝えるのか、繋げるのかが問われます。時代は、アナログからデジタル化へ進み、昨今はDX化が急速に進んでいます。この変化の中で、私たちに求められるのは、情報の「整理⼒」です。正確かつ迅速に情報を共有し、会員間の意思疎通を円滑にすることは、組織運営の効率化だけでなく、JC運動の質を⾼め事業の成果へ昇華します。

地域の誇りを育む共鳴

地域ブランドの確⽴は、⼤きく2つあると考えられます。ひとつは、社会から関⼼を集めていても、地域の発展に直結しない運動。もうひとつは、現時点では社会から注⽬さていないが、地域に必要な運動。地域事業を展開する際は、表⾯的な⼈気や⼀時的な関⼼に流されることなく、⻑期的視点で地域課題の解決や持続可能なまちづくりに寄与する活動を計画的に推進することが必要です。
特に、「⼦どもは地域の宝」であるという視点は、将来を⾒据えた地域づくりに⽋かせません。未来を担う⼦どもたちに、多様な学びや体験の機会の提供をし、次代のリーダーや住⺠の意識を成形する重要な基盤となります。社会の評価と地域の必要性を⾒極め戦略的な⾏動が、持続的なブランドの構築と地域への貢献の両⽴を実現されます。

⼈を磨き、⼼を響かせる共鳴

⻘年会議所の使命は、「地域のリーダー」をつくる事にあります。会員の⼀⼈ひとりが⾃ら考え、⾏動するリーダーへと成⻑できる環境を整えます。⼈の変化は外から与えられるものではなく、内から⽣まれるものです。共に学び、共に悩み、共に喜ぶ。その共鳴の過程こそが、真の成⻑を導きます。
さらに、私たちは会員拡⼤にも⼒を注ぎ、より多くの志ある仲間を向かい⼊れることで、多様な視点と経験を持ち寄り、組織全体の⼒を⾼めます。会員⼀⼈ひとりに、学びや挑戦の機会を提供し、地域のリーダーとして資質を磨くことが、組織と個⼈双⽅の成⻑につながります。そして、地域に新たな価値を創造していくことを⽬指します。

歴史と未来を結ぶ共鳴

⼀般社団法⼈⼤和⻘年会議所は、⼆年後に創⽴五⼗周年という節⽬を迎えます。私たちは、先輩諸兄姉が築いた歴史を深く学び、その志を未来へつなぐ必要があります。「過去・現在・未来」を正しく理解し、次の世代へ確実に伝えていくことが、私たちの責務です。過去に地域や当会議所の為に尽⼒された先⼈たちの想いを胸に刻み、その恩に報いる気持ちを⾏動に変えていくことが、必要です。過去の経験や教訓を振り返り、現在の社会課題に対して、どのようにアプローチするか、未来を⾒据えた展望を描き、必要な準備と戦略を講じることで、⻘年会議所の更なる発展を実現することが可能となります。

結びに、⾃⾝の為、社会の為、共鳴の連鎖を

⻘年会議所は、20歳から40歳までの年齢制限があります。平均在籍年数はわずか3年程度。⼈⽣全体から⾒れば、ほんの⼀瞬にすぎないかもしれません。けれども、その⼀瞬が⼈⽣を変え、社会を動かす原動⼒となるのが、このJC 活動の醍醐味です。私たちは、⾃らの意思で考え、選び、⾏動するオーナーシップを持ち、与えられるのではなく⾃ら創り出す⽴場として、この時間を全うしていくのです。その主体的な姿勢こそが、⾃⼰成⻑を促し、やがて社会をより良くしていく⼒へと昇華していきます。

「共鳴」とは、⾃分の中で⽣まれた⼩さな気づきや変化が、他者の⼼を震わせ、その共感がまた⾃分を磨く、もしくは他者から⾃⾝へと循環するという、終わりのない循環を意味します。その連鎖が広がり、重なり合う時、社会全体に新たな意識の波が⽣まれます。それはまさに、価値観や⾏動様式が⼤きく転換するパラダイムシフトの始まりです。共鳴の輪が拡がることで、⼈々の意識が変わり、地域の在り⽅が変わり、そして未来の形までも変えていくのです。

私たちは、過去の延⻑線上に留まるのではなく、今この瞬間からリスタートし、これから先の未来に向けて、新たな価値を創り出す覚悟を持たなければなりません。⾃らの変化を恐れず、⾏動をもって次代を切り拓く。その決意が、やがて地域の未来を灯します。

⾃⾝が変われば、周囲が変わる。
周囲が変われば、地域が変わる。
地域が変われば、未来が動き出す。

この連鎖の起点に⽴つのが、私たち⻘年会議所の使命であり、存在意義です。私たち⼀⼈ひとりの成⻑が、地域の発展を⽀える⼒となり、地域の希望がまた私たちの志を⾼めていく。その循環がある限り、JC運動は決して⽌まることはありません。

共に響き合い、共に学び、共に未来を創る⼀年にしてまいりましょう。
共鳴の輪は、必ず次の世代へと続いていきます。